元・歯科衛生士の筆者です。
娘は現在一歳五ヶ月で、前歯が上下4本ずつと、上の奥歯が生えてきました。
歯磨きは苦手!毎日手こずっています。
子供の歯磨き粉はうがいが出来るようになるまでは必要ないと考えていますが、なにせ仕上げ磨きが大嫌い!
なんとか磨かせてもらえるよう、歯科医院勤務時代に子供たちの歯のクリーニングに使っていたペーストを思い出しました!
GCの「MIペースト」です!
本日はまだうがいの出来ない1歳の子供でも使えるペーストをご紹介します。
一歳児に歯磨き粉は必要?
1歳児に歯磨き粉は必要なのか、悩みますよね。
早い子で2歳くらいからうがいが出来るようになると言われています。
ぶくぶくうがいができるようになるのは3歳過ぎてから。
普通の歯磨き粉はうがい必須なので、まだうがいが出来ない月齢のお子さんには歯磨き粉は必要ないと考えます。
子供は歯ブラシを噛んで毛先がすぐに傷むので、こまめに取り替えてあげるとよいです!
1本50円で買える歯ブラシのまとめ買いがお得です
というわけで歯磨き粉は補助的なんですが、
子供の好きな味のするペーストをつけて磨けば、磨かせてくれるようになるかも・・・との思いで、歯科医院で子供たちに人気だったMIペーストを娘に使ってみることに。
GCのMIペーストとは?フッ素との違い
歯科医院で子供達に人気のペースト、MIペースト。
MIペーストは、豊富なミネラル(カルシウム、リン)やお口の中を中和する働きと緩衝作用をもつCPP-ACP(リカルデント)を含んだペーストです。
普通の歯磨き粉と違うのは、このミネラルが含まれているところです。
歯はおもにカルシウムやリンなどのミネラルで出来ていて、初期虫歯というのはこのミネラルが流失している状態なんです。
見た目で言うと、白く白濁している状態。
この流失したミネラルを補う作用があるのが、このMIペーストなのです。
初期虫歯を治す、再石灰化を促す役割があるペースト!
私が歯科医院に勤務していた10年以上前から使われているペーストです。
歯科業界でも新しい薬や材料が毎年発売されますが、長年にわたって使い続けられている製品は、やっぱりいいものなんだなと思います。
MIペーストにうがいがいらない理由
MIペーストの成分は食品として様々な物に添加されている成分で構成されていますので、自然に飲み込んでしまう分には問題ありません。ただし、食品ではありませんので、特にお子様などが食べてしまわないようにご注意願います。なお、リカルデントは牛乳由来成分ですので、牛乳や乳製品に対してアレルギーを持つ方には使用しないでください。
出典:ジーシーHP
もともとMIペーストは歯磨きの仕上げに歯のケアをするために使われるものなので、歯の表面に少し残るくらいの方が効果が高いと言われています。
さらにMIペーストの成分は、食品由来のものが多く、自然に飲み込んでしまう量は問題ないとされています。
お子さんの月齢を見ながら保護者が使用量を調整しましょう。
リカルデントは牛乳由来成分なので、牛乳や乳製品にアレルギーがあるお子さんは使用しないでください。
MIペーストの使い方
虫歯予防に効果が高い使い方は、歯の表面の汚れを歯磨きでしっかり落として仕上げに歯の表面に塗る、という使い方です。
今回のうちの娘のように、歯磨き自体を嫌がる場合に甘いペーストで歯磨き嫌いを克服しよう…という場合は
ペーストを歯ブラシにつけて、歯ブラシを娘に持たせ口に入れて
「なんだこれ!甘ーい♡」と、徐々に慣れさせる作戦です。
この方法で、始めて3日目くらいから自分で歯ブラシを持ち、「ペーストをつけて!」とせがむようになりました…!
作戦成功!!
使う量は、乳歯8本分で小豆大くらいほんの少しを使っています。
娘の好きなイチゴ味のMIペーストを歯ブラシにつけて、汚れが残りやすい歯と歯茎の境目目がけてシャカシャカしています。
ペーストを使うのは夜寝る前の歯磨き時が効果的!
MIペーストはどこで買えるのか
このMIペーストですが、歯科の専売品なので歯科医院で販売されています。
私が店頭で見たことのある店舗は東急ハンズさんやロフトさんなどです。
通販ならAmazonや楽天ショップなどで買えます。
一歳児に歯磨き粉は必要ないけど、MIペーストならうがいが出来ないお子さんにも歯磨き粉代わりに使えます
毎日の習慣である歯磨き。
大人になっても毎日続く歯磨き。
今のうちから習慣づけて、「歯を磨くと気持ちがいい」「歯を磨くって楽しい」を意識づけさせたいですね。
うがいが出来るようになるまではMIペーストで磨き、うがいが出来るようになったら小児用の歯磨き粉を使う予定です。
これからのイヤイヤ期が不安ですが、今はMIペーストを気に入ってくれているのでがんばって歯磨きしたいと思います!
歯医者さんが作ったチョコレート